与那国島

与那国島の魅力を船員達が雑談

タツノオトシゴ
タツノオトシゴ

与那国周辺の海域は、黒潮が直接ぶつかるエネルギッシュな場所です。上陸したら、私は半潜水観光船に乗って『海底地形』を調査してきます。あの巨大な石組みが自然の産物か、あるいは超古代の遺構か…。船乗りとしての視点で、その謎に迫りたいですね。

ペンギン
ペンギン

私はこの島の穏やかな一面に触れたいです。まずは『東崎(あがりざき)』へ向かい、のんびりと草を食むヨナグニウマたちに挨拶してきます♪ 断崖絶壁と放牧地のコントラストは、まるで日本ではないような異国情緒がありますよね!

カメ
カメ

私は『カジキ』の豪快な料理を試してみたいねぇ。与那国はカジキ漁の聖地。新鮮な刺身やカジキのフライをいただきたい。さらに、島の伝統的な万能植物『クバ』を使った料理も気になるなぁ。おっと、日本一強いお酒『花酒』も忘れちゃいけない。

寄港地・与那国島のデータ

使用する主なバース久部良港
着岸可能サイズ沖合停泊による通船上陸
客船年間寄港数年間3隻〜8隻前後
開港年・増改築歴室町時代:女首長サンアイ・イソバが統治した伝説が残る・1951年: 地方港湾として整備開始・現在:台湾との交流拠点として、また「海底遺跡」や「カジキ漁」の拠点として知られる
※情報は自社調べに基づきますので、詳細を確認したい方は各自治体にお問合せください。

紺碧の黒潮が砕け散る、日本最後の砦へのアプローチ

船が島の西側に近づくと、エメラルドグリーンの穏やかな海ではなく、深い紺碧の黒潮が岸壁にぶつかり白く泡立つ、荒々しい光景が迎えてくれます。アプローチの眼目は、久部良港の背後にそびえる巨大な岩塊・久部良バリや、日本で最後に陽が沈む西崎(いりざき)の灯台が、荒波の中に毅然と立つ姿。テンダーボートが揺れを越えて港内へと進むと、そこには国境の島ならではの緊張感と、どこか懐かしい漁師町の活気が混ざり合った、静かな熱気が漂っています。

最西端を駆け抜ける。観光タクシーとレンタカーの機動力アクセス

久部良港から日本最西端の碑がある西崎までは徒歩圏内ですが、海底遺跡の観覧船が出る桟橋や、島の反対側の絶景スポットを巡るには車が不可欠です。寄港時には島内の数少ないレンタカーやタクシーがすぐに予約で埋まってしまうため、オプショナルツアーに参加しないのなら事前手配は必須。公共バスも運行されていますが、本数が限られるため、限られた時間で「海底・巨岩・放牧地」という与那国の三要素を効率よく網羅するには、地元の事情に精通したタクシー運転手さんに案内を乞うのが、この島の深い物語に触れる近道です。

海底に眠る謎の巨石と、馬が遊ぶ絶壁の草原

与那国島での最大のハイライトは、やはり謎に包まれた海底地形です。久部良港から出る観光船で、巨大な階段や通路のように見える岩の造形を目の当たりにすれば、太古のロマンに心が躍ります。

地上では、島の東端にある東崎(あがりざき)へ。切り立った断崖の向こうに広がる青い海と、自由に歩き回るヨナグニウマの姿は、この世のものとは思えない平和な美しさです。また、ドラマのロケ地としても知られる志木那島診療所を訪れれば、潮風にさらされた古い建物が、島に流れる穏やかな時間を象徴しているように感じられるでしょう。

グルメでは、身の引き締まったカジキの刺身や、濃厚な出汁の与那国そば。お土産には、アルコール度数60度の力強いお酒・花酒や、クバの葉で作られた民具、そして島の薬草として重宝される長命草のパウダーを。

荒波に削られた断崖の猛々しさと、草原で馬が遊ぶ静寂の対比。与那国島は、日本という国の「端」に立つことで得られる独特の開放感と、国境を越えて広がる海の物語を感じさせてくれる、冒険心を刺激する寄港地です。

良いところとあまり良くないところ

良いところ

  • 「日本最西端」という到達感は何物にも代えがたく、天候条件が揃って上陸できた際の感動は、クルーズ旅行の中でも最高の思い出になる
  • 海底遺跡や巨大な奇岩、野生に近い姿のヨナグニウマなど、沖縄の他の離島とも全く異なる、ダイナミックで野性味あふれる景観
  • 晴れた日に遠く台湾を望むとき、「国境」を実感できる

良くないところ

  • 外洋に位置するため波の影響をダイレクトに受け、通船の運行が中止になるリスクが他よりも高い
  • タクシー、レンタカー、飲食店などの数が非常に少なく、大型船の乗客が集中すると、満足な移動や食事が困難になる場合がある
  • 観光地として整備されすぎていない分、崖や海岸線は危険な場所も多い

アクセスインフォメーション

与那国島

【港名】
久部良港(くぶらこう)

【港住所】
〒907-1801 沖縄県八重山郡与那国町与那国

MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。