串本港

串本港の魅力を船員達が雑談

サメ
サメ

串本はダイバーの聖地なんだ。黒潮がダイレクトにぶつかるから、本州なのに熱帯魚が乱舞している。私は上陸したら、すぐに潜りに行こうと思ってるよ!錆浦の海中公園で、あの巨大なテーブルサンゴをカメラに収めるのが任務だ。陸に戻ったら、脂の乗った『しょらさんカツオ』を食べたいなぁ。

カモメ
カモメ

私は歴史の絆を辿ります。1890年のエルトゥールル号遭難事件で、串本の人々が示した献身的な救助活動。大島にある慰霊碑に献花し、トルコ記念館で両国の友情を再確認したいのです。あ、トルコ文化に触れた後は、地元名物の『うすかわ饅頭』で甘いひとときを過ごしますわ。

アザラシ
アザラシ

私はあの『橋杭岩』の幾何学的な並びにシビれてます!火成岩の貫入が生んだ、自然の杭。操舵室から見た時、その美しさに舵を握る手が震えましたよ。上陸したら潮が引いた岩場を歩いて、マグマのエネルギーを足の裏で感じてきます。帰りに、地元のアイスを食べるのもプランに入ってます!

寄港地・串本港のデータ

使用する主なバース串本港岸壁 または 沖泊まり(通船上陸)
着岸可能サイズ3万トン〜5万トン級
客船年間寄港数年間数隻
開港年・増改築歴1890年: トル軍艦エルトゥールル号が樫野崎沖で遭難。住民による救助活動が国際親善の起点に・1921年:串本漁港として整備開始・1970年:日本初の海中公園が誕生・現在:本州最南端の観光拠点として、また「宇宙に近い街」としても注目を集めている
※情報は自社調べに基づきますので、詳細を確認したい方は各自治体にお問合せください。

橋杭の列柱と「黒潮の紺」が圧倒するダイナミックな入港

船が本州の南端を回り込み、串本湾へと舵を切ると、まず目に飛び込んでくるのは海上に整然と立ち並ぶ巨大な岩の列・橋杭岩です。朝陽を浴びてシルエットを浮かび上がらせるその姿は、まるで神様が架けようとした橋の跡。紺碧の海と、断崖に立つ白亜の樫野崎灯台が視界を彩り、黒潮の強い流れを感じさせる躍動感あふれる景色がゲストを圧倒します。着岸時には、トルコの民族音楽や地元の力強い和太鼓が響き、国境を越えた友情と南紀の情熱が混ざり合う、ドラマチックな歓迎が繰り広げられます。

潮風の島を巡る!タクシーとシャトルの最南端アクセス

串本港から主要スポットへの移動は、タクシーや寄港時シャトルバスの利用が非常に効率的です。シンボルの橋杭岩までは車で約5分、歴史の舞台・紀伊大島へはくしもと大橋を渡って約15分で到着します。島内はアップダウンがあるため、レンタカーを借りて樫野崎灯台までドライブするのも最高の贅沢。また、港周辺はコンパクトなため、体自慢の方はレンタサイクルで本州最南端の碑がある潮岬(しおのみさき)を目指すのも爽快です。どこまでも続く水平線を横目に、南国の風を感じながらスマートに聖地巡礼が楽しめます。

サンゴの海と「絆」を辿る最南端の旅

串本観光の見どころは、自然の造形美・橋杭岩です。約850mにわたって大小40余りの岩柱が並ぶ光景は圧巻。干潮時には岩の近くまで歩いて行くことができ、その巨大さと自然の力強さを体感できます。次に訪れるべきは、紀伊大島の東端にあるトルコ記念館エルトゥールル号遭難慰霊碑。100年以上前の救助劇から始まった日本とトルコの深い絆の物語に触れれば、この街が持つ心の温かさが胸に響くはずです。

自然を満喫するなら串本海中公園へ。日本初の海中公園であり、水族館のトンネル水槽や、海中展望塔から覗くサンゴ礁とカラフルな魚たちの姿は、ここが本州であることを忘れさせてくれます。また、本州最南端の潮岬に広がる大芝生では、地球が丸く見える水平線を背景に、開放感あふれる散策が楽しめます。

美食では、黒潮の恵みそのものであるケンケン鰹や、近海で獲れる金目鯛、そして全国的にも有名な近大マグロが絶品。脂の乗った刺身やタタキは、一度食べたら忘れられない鮮度です。お土産には、甘さ控えめで上品なうすかわ饅頭や、特産の柑橘・じゃばらを使った製品を。自然の驚異、感動の歴史、そして豊かな海の幸。串本は、日本の端っこで「生命の輝き」と「人の情熱」を再発見できる、力強くも優しい港町です。

良いところとあまり良くないところ

良いところ

  • 橋杭岩や本州最南端の風景、そして本州屈指の透明度を誇るサンゴの海がすぐそばにある
  • トルコとの交流など、単なる観光地ではない感動的な物語を学べる
  • カツオやマグロなど、漁場に近い港ならではの最高鮮度の海産物が手軽に味わえる

良くないところ

  • 見どころが潮岬、大島、橋杭岩と分散しているため、徒歩だけでの観光は難しく、車両移動が前提
  • 台風の通り道であり、黒潮の影響で波が立ちやすいため、沖泊まりの場合は上陸判断がシビアになる
  • 潮岬などは常に強い風が吹いていることが多く、帽子や持ち物が飛ばされないよう注意が必要

アクセスインフォメーション

串本港

【港名】
串本港(くしもとこう)

【港住所】
〒649-3511 和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川

MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。