波照間島

波照間島の魅力を船員達が雑談

タツノオトシゴ
タツノオトシゴ

海図の最も南の端、ここから先はフィリピン海が広がるのみです。上陸したらまず『日本最南端の碑』を目指します。そこから眺める水平線は、地球が丸いことを教えてくれますね。夜は日本で最も美しく見えるという南十字星を、この目に焼き付けてきたいと思っています。

イカ
イカ

波照間の空気は、何もかもが澄み渡っていますよね。上陸したら自転車を借りて、島特有の緩やかな坂道を風になりきって駆け抜けたいです。透明度抜群のニシ浜でアーシング(素足で砂浜を歩く)をすれば、仕事の疲れも一気に解消されそうです!

セイウチ
セイウチ

私はやっぱり幻の泡盛『泡波』を買って帰りたいなぁ。生産量が少なく、島外では滅多に手に入らないあの味…。次の休暇の楽しみにとっておくよ。

寄港地・波照間港のデータ

使用する主なバース波照間港
着岸可能サイズ沖合停泊による通船上陸
客船年間寄港数年間1隻〜3隻前後
開港年・増改築歴古琉球:租税としての織物(八重山上布)の産地として、厳しい自然の中で独自の歴史を歩む・1972年: 沖縄返還に伴い、地方港湾として整備が本格化・現在:日本最南端の生活拠点であり、星空観測とハテルマブルーの海を求める旅人の終着点
※情報は自社調べに基づきますので、詳細を確認したい方は各自治体にお問合せください。

紺碧の外洋からハテルマブルーの光彩へ、最果ての入港

船が波照間島の北岸へ差し掛かると、それまでの重厚な紺碧に染まっていた外洋は、サンゴの礁湖が近付くにつれ、内側から光を放つような鮮烈なエメラルドグリーンへと変化します。入港のハイライトは、色彩が一段と明るさを増すニシ浜周辺のグラデーションを船上から仰ぎ見る瞬間。防波堤を抜けて港内へ進むと、そこには静寂と素朴さが共存する「世界の最果て」の空気が漂っています

風と一体になる。レンタサイクルが主役の島内移動

波照間港から最大の目的地であるニシ浜までは徒歩圏内ですが、島全体に点在する最南端の碑や星空観測タワーを巡るには、自転車が最も相性の良い移動手段です。寄港時には港近くのショップでレンタサイクル(特に電動自転車が必須)を借りるのが定石。遮るもののない平坦なサトウキビ畑の中を一本道が貫き、どこまでも続く青い空に向かって漕ぎ進む体験は、波照間島ならではの開放感を与えてくれます。タクシーの数は極めて少ないため、風の音を聞きながら自らの足で進むことが、この島の鼓動を感じる近道です。

東洋一のニシ浜と日本最南端の地

波照間島での滞在は、まず誰もが言葉を失うニシ浜へ。これほどまでに美しく純粋な青があるのかと驚かされる海は「ハテルマブルー」と呼ばれ、眺めているだけで時間を忘れてしまいます。

その後は島を縦断し、日本最南端の碑が立つ高那崎へ。荒波に削られた豪快な断崖絶壁が続き、その先にはもう陸地はありません。また、集落内にある波照間酒造所の周辺を歩けば、幻の泡盛・泡波を生む島の静かな日常に触れることができます。

グルメでは、コシのある麺に三枚肉がのった波照間そばや、濃厚な甘みの黒糖サンデー。お土産には、入手困難な泡盛・泡波や、ミネラルたっぷりの純黒糖、そして最南端の到達証明書を。

どこまでも続く水平線の円弧と、風に揺れるサトウキビの穂先。波照間島は、過酷なアクセスを越えてたどり着く価値のある、旅人の終着点にふさわしい寄港地です。

良いところとあまり良くないところ

良いところ

  • 「日本最南端の有人島」とそこから眺める果てしない水平線は、旅人にとって最大級の達成感を与えてくれる
  • 「ハテルマブルー」と呼ばれる海の透明度と輝きは沖縄でも随一
  • 過度な観光地化がされておらず、古い石垣やサトウキビ畑など島本来の静かな空気がある

良くないところ

  • 「波照間航路」は欠航率が高いことで有名。寄港予定であっても、波の高さ次第で中止になるリスクが非常に高い
  • 島の周囲に遮るものがないため、日差しと風が非常に強く、自転車での移動は想像以上に体力を消耗する
  • 商店や飲食店が少なく、大型船の乗客が集中すると受け入れが困難になる

アクセスインフォメーション

波照間港

【港名】
波照間港(はてるまこう)

【港住所】
〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町波照間6523

MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。