福井港

福井港の魅力を船員達が雑談

アザラシ
アザラシ

九頭竜川の河口が見えてまいりました。三国湊はかつて北前船で富を築いた場所。上陸したら、豪商の面影を残す旧岸名家で、当時の華やかな暮らしに思いを馳せるつもりです。その後は、和紙の里で美しい越前和紙のお手紙セットを設えます。伝統の重みが楽しみです。

イルカ
イルカ

もう心臓がバクバクです…!福井といえば『恐竜王国』じゃないですか。秒速で勝山の恐竜博物館へ向かいます。フクイラプトルの全身骨格を拝んで、自分へのお土産に精巧なフィギュアを買うのがミッションです。あの骨格構造は萌えますよ〜!

カメ
カメ

福井か。今の時期なら『越前ガニ』だな。黄色いタグが付いた本物を、自分の目で確かめに行く。カニの身を丁寧に剥きながら、地酒『一本義』を静かに煽る…。これ以上の贅沢はこの世に存在しない。

寄港地・福井港のデータ

使用する主なバース福井港 三国地区 1号岸壁
着岸可能サイズ5万トン〜7万トン級の中型客船
客船年間寄港数年間数隻
開港年・増改築歴1971年: 開港。木材や石油の輸入、工業地帯の拠点として整備・2010年代:三国地区の岸壁が客船受け入れに対応し、観光振興の柱に・現在:北陸新幹線の延伸に伴い、港からの二次交通も強化され、広域観光の拠点として注目
※情報は自社調べに基づきますので、詳細を確認したい方は各自治体にお問合せください。

荒神が棲む断崖と「九頭竜」が迎える入港

福井港への入港は、日本海の荒波が作り出した世界的な奇勝・東尋坊を船上から眺める、迫力満点の体験です。切り立った柱状節理の岩肌が波に洗われる様子は、まさに自然の彫刻。船が九頭竜川の河口近くへ進むにつれ、三国湊のレトロな街並みが姿を現します。着岸する1号岸壁は非常に広く、下船した瞬間から潮風と共に、越前の力強い大地が放つエネルギーを感じることができます。入港時には、地元の勇壮な三国節や太鼓による歓迎が乗客を北陸の深い旅へと誘います。

歴史の湊から恐竜の聖地へ

岸壁から三国湊の歴史エリアや東尋坊へは、タクシーやシャトルバスで約5〜10分と至近です。さらに足を伸ばして、福井県立恐竜博物館や永平寺へ向かう場合は、客船寄港に合わせて運行される専用ツアーバスを利用するのが最も効率的。また、えちぜん鉄道の三国港駅も近く、レトロなローカル列車に揺られて福井市内へ向かうのも風情があります。コンパクトな港周辺の観光と、内陸の広大なロマンを繋ぐ拠点として、下船後の選択肢が非常に充実しているのが福井港の強みです。

東尋坊の絶壁と越前ガニの至福

福井観光のハイライトは、国の天然記念物・東尋坊です。高さ約20mの巨大な柱状節理が続く絶壁は、世界に三箇所しかないと言われる貴重な地質。遊覧船に乗って海から見上げる断崖の迫力は、船旅の記憶をさらに深めてくれます。散策の後は三国湊の古い街並みへ。格子戸の家々が並ぶ通りで、名物の越前ガニや新鮮な甘エビを堪能しましょう。冬の味覚の王様、黄色いタグ付きの越前ガニは身の甘みと濃厚な味噌がまさに絶品です。

歴史と静寂を求めるなら、曹洞宗の大本山・永平寺へ。樹齢数百年の杉木立に囲まれた静謐な空間で、修行僧たちの厳しい日常と美しい建築に触れれば、心が洗われるような感覚を覚えます。そして、家族連れやマニアに絶大な人気を誇るのが福井県立恐竜博物館。世界三大恐竜博物館の一つに数えられ、巨大なドーム内に並ぶ40体以上の骨格標本は圧巻です。

お土産には、滑らかな口当たりの羽二重餅や、伝統工芸の越前和紙の小物を。最後は、三国のサンセットビーチで日本海に沈む夕日を眺め、地元の銘酒で乾杯する。福井は、太古の恐竜、中世の禅、そして近世の北前船という多層的な歴史が、現代の豊かな食文化と見事に調和した場所です。

良いところとあまり良くないところ

良いところ

  • 「恐竜」「絶壁」「カニ」など、他県にはないインパクトの強い観光資源
  • 三国湊の情緒
  • 越前ガニをはじめ、お米や地酒など、日本海側でも屈指の美食が楽しめる

良くないところ

  • 恐竜博物館や永平寺など、人気の観光地が内陸部にあり、移動に1時間近くかかるため、時間管理がシビア
  • 大型船の受け入れ
  • 越前の冬は波が非常に高く、冬場のクルーズでは接岸の可否が天候に大きく左右される

アクセスインフォメーション

福井港

【港名】
福井港(ふくいこう)

【港住所】
〒913-0031 福井県坂井市

MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。