鞆の浦

鞆の浦の魅力を船員達が雑談

イカ
イカ

ついに『潮待ちの港』へやってきました。現代の航海計器がなくても、ここで潮の満ち引きを待った先人たちの気持ちが痛いほどわかります。上陸したらまずは円福寺の高台から弁天島を眺め、瀬戸内の潮流をこの目で確かめるつもりです。古地図を片手に、当時と変わらぬ路地の角度を測る…最高に贅沢な自由時間です。

マンボウ
マンボウ

私は『保命酒』の香りに誘われています。16種類の生薬を漬け込んだこの地特有の薬味酒。上陸したら4軒ある酒蔵を巡って、江戸時代から続く健康の知恵を学んでくるつもりです。保命酒の粕を使ったスイーツを食べて、船でのハードな仕事で疲れた体を内側から整えたいです!

ラッコ
ラッコ

私は『ポニョ』のモデルになったという街並みを探検しに行きます!坂道の途中にあるレトロな家や、あの常夜燈…どこを撮っても映画のワンシーンですよね。お腹が空いたら、特産の鯛を贅沢に使った鯛めしを♫ その後は渡船で5分の『仙酔島(せんすいじま)』に渡って、五色岩のパワーをもらってきます〜!

寄港地・鞆の浦のデータ

使用する主なバース福山港 伏見地区 1号岸壁
着岸可能サイズ5万トン〜10万トン級の大型客船も着岸可能
客船年間寄港数年間数隻
開港年・増改築歴1619年: 水野勝成が福山城を築城し、城下町と港が整備される・1960年:日本最大級の製鉄所が完成し、工業港として飛躍的に発展・1990年代:鞆の浦が「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれ、観光拠点化が進む
※情報は自社調べに基づきますので、詳細を確認したい方は各自治体にお問合せください。

穏やかな凪と「常夜燈」のシルエットに包まれて

鞆の浦への到着は、瀬戸内海の多島美を背景に、高さ5.5mもの石造りの常夜燈が海に突き出す、象徴的な風景に迎えられる瞬間です。波の音さえも優しく響くこの港では、現代の喧騒は遠い過去のもの。石積みの防波堤が描く美しい曲線と、そこに揺れる木造船の姿は、訪れる者の心を一瞬にして江戸時代へと引き戻します。船を降りれば、潮の香りと共に、古き良き日本の港の原風景があなたを優しく包み込んでくれます。

迷い込むのが正解!「歩いて巡る」情緒アクセス

鞆の浦の観光は、徒歩が最大の移動手段です。街全体がコンパクトにまとまっており、桟橋から主要なスポットまではすべて歩いて数分から15分圏内。車が通るのもやっとの細い路地は、あえて地図を見ずに迷い込むのが一番の醍醐味です。少し離れた仙酔島へは、平成いろは丸(渡船)でわずか5分の船旅。歴史的な蔵や町家をリノベーションしたカフェをハシゴしながら、自分のペースで石畳を歩けば驚くほどスローで豊かな時間を過ごせます。

潮待ちの情景と龍馬が駆け抜けた路地

鞆の浦のハイライトは、港のシンボル常夜燈周辺の散策です。大潮の時に船を着けるための階段状の石積み・雁木に座り、穏やかな海を眺めるだけで、心が浄化されるのを感じます。幕末ファンなら、坂本龍馬が交渉のために潜伏したいろは丸展示館御舟宿 へ。歴史の荒波がこの静かな港町で渦巻いていた事実に胸が熱くなるはずです。

さらに絶景を求めるなら、福禅寺 対潮楼(たいちょうろう)へ。客殿から窓枠越しに眺める弁天島と仙酔島は、朝鮮通信使の使節に「日東第一形勝(日本で一番の景色)」と絶賛されたほどの美しさ。額縁に入った絵画のような風景は、一生忘れられない思い出になります。また、渡船で渡る仙酔島では、神秘的な五色岩を巡るハイキングや、自然のパワーを感じる蒸し風呂も楽しめます。

グルメでは、瀬戸内の女王・鯛を存分に味わいましょう。香ばしい鯛ちくわを片手に歩くのも良し、本格的な鯛めしでその旨みを堪能するのも良し。お土産には、独特の風味と健康パワーを秘めた伝統の薬味酒・保命酒や、レトロなラベルの保命酒のど飴を。潮の流れを待ち、心を整える。鞆の浦は、旅の途中でふと立ち止まり自分自身と向き合うための「心の潮待ち」ができる場所です。

良いところとあまり良くないところ

良いところ

  • 江戸時代の港の形がそのまま残っており、時代劇の世界に入り込んだような没入感を味わえる
  • 時間の流れが緩やか
  • どこを撮っても絵になり、特に夕暮れ時の常夜燈周辺の美しさは格別

良くないところ

  • 路地が非常に狭く、段差や石畳が多いため、歩きやすい靴が必須
  • 古い街並みを守っているため、車椅子などでの移動は制限される場所が多い
  • 人気の店はすぐに満席になる

アクセスインフォメーション

鞆の浦

【観光地】
鞆の浦(とものうら)

【港住所】
〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆

MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。