
紀州の空が見えてきたな。日高港はアプローチが明快で、操船していても気持ちがいい。まずは道成寺の石段を一段ずつ踏みしめて、安珍・清姫の伝説に思いを馳せたいな。あの鐘にまつわる情念の物語…何度聞いても痺れる。その後は、御坊の街をレンタサイクルで走るとしよう。

私は『香り』に惹かれます。和歌山といえばミカンに梅!上陸したらまず旬の柑橘を探しに産直市場へ向かいたいです。摘みたての果実の香りは心を癒やしてくれますからね♫ お土産には、自分へのご褒美に特産備長炭を使ったコスメをチェックするつもりです。

私は『クエ』一択だ。幻の魚とも呼ばれるその味を、本場・日高で食さずして船乗りは名乗れまい。コラーゲンたっぷりの身を写真に収め、しっかり胃袋に収める。完璧な休息プランだ。食後は近くの温泉に浸かり、地元の備長炭でお湯がどう変わるか、身をもって検証してくるよ。
| 使用する主なバース | 日高港 新外貿ふ頭 |
| 着岸可能サイズ | 5万トン〜10万トン級の大型客船も着岸可能 |
| 客船年間寄港数 | 年間数隻 |
| 開港年・増改築歴 | 1990年代: 木材輸入や地域振興の拠点として大規模な埋め立て・整備が開始・2004年:国際拠点港湾としての機能が充実し、新外貿ふ頭が供用開始・2010年代:「Sioトープ」などの親水公園が整備され、大型客船の寄港が定着 |

日高港へは、太平洋のダイナミックな水平線からなだらかな紀伊山地の稜線に抱かれた穏やかな湾内へと滑り込む、安らぎに満ちた体験です。船上からは、真っ白な灯台と広大な緑地公園・Sioトープが視界に飛び込み、開放感あふれる景色が広がります。着岸する新外貿ふ頭は非常に広く、下船した瞬間から地元の方々による力強い「よさこい踊り」や、和歌山特産の南高梅を振る舞う温かい歓迎が、乗客の旅路を華やかに彩ってくれます。
岸壁を降りると、そこは大型模型が並ぶ親水公園・Sioトープに隣接した観光拠点です。主要スポットの道成寺までは車で約15分ほど。客船寄港時には専用のシャトルバスが運行され、移動は極めてスムーズです。また、レトロな車両で親しまれる紀州鉄道の駅へ向かえば、日本最短クラスの鉄道旅をのんびり楽しむことも可能。港周辺は道が広く平坦なため、レンタサイクルで潮風を浴びながら、万葉の歌碑が立つ海岸線を自由に探索するのが日高流の贅沢な過ごし方です。

日高観光の一押しは、701年創建の和歌山県最古の寺・道成寺です。能や歌舞伎の演目として名高い「安珍・清姫伝説」の舞台であり、国宝の仏像群や、物語を絵解きで語ってくれるユニークな説法は、訪れる者の心を強く惹きつけます。歴史のロマンに触れた後は、日本一の梅の里ならではの梅干し作り体験や、最高級の紀州備長炭の工房を訪ね、職人技の奥深さを体感しましょう。
美食を追求するなら、冬の味覚の王様クエを。日高町はクエの町として知られ、脂の乗った真っ白な身と濃厚な旨みが凝縮された出汁は、一度食べたら忘れられない至福の味わいです。また、近海で獲れる伊勢エビやシラス、そして和歌山が誇るブランド牛・熊野牛など、海と山の幸が共演する贅沢なランチが楽しめます。
さらに足を伸ばせば、白亜の岩壁が美しい白崎海岸へ。日本のエーゲ海と称される真っ白な石灰岩と、紺碧の海のコントラストはまさに絶景です。お土産には、上品な甘さの和菓子・つりがね饅頭や、香り高い南高梅を。神話的な伝説と、黒潮が育んだ極上のグルメが共存する日高には、派手な観光地にはない「和歌山の素顔」があります。






- クエ、伊勢エビ、南高梅など、全国的なブランド食材の本場の味を堪能できる
- 名観光地のような混雑が少なく、ゆったり観光できる
- 岸壁周辺に余裕があり、イベントや歓迎行事の熱気を感じやすい
- 道成寺や白崎海岸など、主要な観光地同士が少し離れているため、移動手段の確保と計画的なスケジュールが必要
- 埠頭から徒歩圏内に大きなショッピングモール等がない
- 公共交通の少なさ
日高港
【港名】
日高港(ひだかこう)
【港住所】
〒644-0024 和歌山県御坊市塩屋町450-23
MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。
