焼尻島と言えば、島の3分の1が原生の森で約50種15万本の高山植物や原生花が咲いている、その豊かな自然環境が魅力的ですよね。
そうですね、有名な「オンコ林」も圧巻の生命力を感じます!あとは、天売島と合わせて海鳥観察もおさえておきたいポイントです。
ウトウやケイマフリ、天売島ではウミガラスも観察できますよね。まさに、海鳥のパラダイス!といった感じでしょうか。あとは、島の中央部にある牧草地で羊がのんびりと草をはむ姿を見るのも癒されますよ。
使用する主なバース | 焼尻フェリーターミナル |
着岸可能サイズ | 〜万トン |
客船年間寄港数 | 平均1隻 |
開港年・増改築歴 | 1933年:漁村振興船入潤補助で着工・1989年:羽幌沿海フェリーに「フェリーおろろん」就航・1991年:羽幌沿海フェリーに高速船「さんらいなぁ」就航 |
焼尻島(やぎしりとう)と題名にしましたが、本当はすぐ隣りにある天売島(てうりとう)と共に「天売島&焼尻島」と紹介されることが多くあります。どちらもアクセスは似ており、サイズも一緒、観光資源も似ておりどちらも最大の魅力は「野鳥」と言われています。もちろん雄大な北海道の離島なので、自然環境も十分に魅力的です。
野鳥観察が有名な島というと珍しく、なかでも天売島に棲む海鳥の「ウミガラス」が最も人気で、ペンギンが飛んでいるような可愛らしい姿に多くの観光客が魅了されています。ウミガラスと、烏の仲間に思われがちですが、実際はウミスズメ科に属している、大型の鳥類です。天売島の断崖絶壁にコロニーを作って、海面に突っこんでいっては魚をとって暮らす、海上集団営巣を得意とする鳥類です。ですので、本格的にこのウミガラスを見にいこうと思ったら基本的には船で岸壁下にアプローチします。フェリーやクルーズから乗り換えていくので中々時間はかかりますが、見た時の嬉しさは結構あります。近くにいくと、オロローンという変わった鳴き声が聞こえるので、オロロン鳥とも言われています。他の海鳥も多く、ウトウやケイマフリ、ウミウにセグロカモメなども生息しています。この生息地一帯は、「天売島海鳥繁殖地」として国の天然記念物に認定されています。
さて、焼尻島ではウミウやケイマフリと言った海鳥は見られますが、可愛いとご紹介したウミガラスは生息が確認されていません。その理由は島の地形にありそうです。天売島は断崖絶壁を有する島なのに対して、焼尻島は割と平坦な大地になっています。営巣がしにくいのか、焼尻島では見かけない理由でしょうか。一方、焼尻島では最も有名な場所はオンコ林となっています。樹形が特徴的なオンコの木を見にいったり、あとは海鳥観察や平坦な大地をサイクリングして過ごすなどが一般的な観光方法のようです。というのも、天売島には行ったことあるのですが、焼尻島には行ったことがないので、いつか行ったらもう少しちゃんと取材した内容を載せようと思っています。ちなみにクルーズでは、焼尻島・天売島に行くルートはなく、留萌港からフェリーに乗り換えることになります。留萌はクルーズの発着地になったこともある岸壁のある港なので、留萌クルーズや寄港地留萌などを見かけたら、乗船してそのツアーや乗船前&解散後などに、手売・焼尻を訪ねるというのが、クルーズで行こうと思った場合の行き方になります。
- 島の3分の1が原生の森。豊かな自然環境
- 天売島と合わせて楽しめる
- 海鳥のパラダイス
- クルーズでは行きづらい
焼尻島
【港名】
焼尻港(やぎしりこう)
【港住所】
〒078-3871 北海道苫前郡羽幌町焼尻東浜
MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。