苫小牧港は、「空の玄関」である新千歳空港に一番近い港湾です。札幌へのアクセスにも優れた北海道の「海の玄関」と言えますね。
日本最大級のアイヌ文化施設「ウポポイ」や、日本の約半数の野鳥が行き交うバードサンクチュアリ「ウトナイ湖」など、苫小牧港からアクセスできる範囲で見どころも沢山ありますよね。
少し足を伸ばして、日本屈指の透明度を誇る「支笏湖」に足を運ぶのもいいですね。あとは、昭和29年に苫小牧駅前にあった朝市がルーツになっている「ぷらっとみなと市場」の海の幸も外せません!
使用する主なバース | A|北ふ頭岸壁 ・B|入船ふ頭岸壁 |
着岸可能サイズ | A|-・B|- |
客船年間寄港数 | 合計|平均3隻 |
開港年・増改築歴 | 1935年:苫小牧漁港試験工事に着手・1963年:重要港湾指定・2003年:開港40周年 |
苫小牧港は、「空の玄関」新千歳空港に近接する港湾で、札幌圏へのアクセスにも優れている。とても利便性が高く、交通の要衝でもあることから、北海道の「海の玄関」と言われている。2020年には苫小牧中央インターチェンジが完成し、北海道各地からの集客力も上がり、発着港としての更なる飛躍を見せている。
北海道最大の港町である苫小牧は、大規模な工場が立ち並ぶ道内有数の産業都市でもある。工場夜景も有名だが、自然や文化を中心に多彩な観光資源が揃っている。貴重な展示がされている施設も多く、歴史や科学が好きな人も大いに楽しめる。なかでも、日本最大級のアイヌ文化施設「ウポポイ」や、日本の約半数の野鳥が行き交うバードサンクチュアリ「ウトナイ湖」は見逃せない。
アイヌ文化の復興・発展・創造の拠点となるナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、苫小牧港から車でおよそ45〜60分で訪れることができる。自然豊かな白老町、アイヌ語で大きな沼を意味するポロト湖のほとりにある。ウポポイは、「国立アイヌ民族博物館」「国立民族共生公園」「慰霊施設」からなり、博物館ではアイヌ民族の視点でわかる展示がされている。ユネスコ無形文化遺産に登録されている「アイヌ古式舞踊」や伝統音楽などを通じて、アイヌの歴史と文化が学ぶことができる人気スポットだ。
「ウトナイ湖」は苫小牧市の東部にある湖で、港からは車で30分ほどの時間でアクセスできる。ラムサール条約の登録湿地であり、国指定の鳥獣保護区で、美々川などの清流が注いでいる自然豊かな湖。 「動植物の宝庫」「野鳥の楽園」とも言われ、様々な水生植物や地上植物、さらには渡り鳥の中継地点でもあるため約270種類を超える鳥類が確認されている。また、2019年には湖畔を一望できる展望台が建設された。
また、もし時間に余裕があれば、苫小牧港から車で50分ほどで訪れることができる「支笏湖(しこつこ)」にもぜひ足を運びたい。支笏湖は道央の千歳市にあり、圧倒的な透明度を誇る。 環境省による水質調査において度々日本一に認められており、日本一美しい湖、日本最北の不凍湖としても有名。 支笏湖ブルーとも言われる神秘的な水面を楽しむことができる。
新鮮な海産物や北の大地が育んだ農産物が豊富な苫小牧。港から車で10分ほどの場所にある「海の駅ぷらっとみなと市場」では、この土地ならではの恵みを味わえる。ご当地グルメとして親しまれているのは「ホッキカレー」。苫小牧はホッキ貝の水揚げ量が日本一で、大粒で肉厚なホッキは観光客にも人気がある。全21店舗が軒を連ね、地方発送OKの海産物やお土産品店など内容も充実しているので、ぜひ立ち寄りたいスポットのひとつだ。
- 港から60分圏内でアクセスできる場所が多く、様々な観光を楽しむことできる
- 最大の港町でありなら、手つかずの自然も残っている
- 海の恵みを存分に味わえる
- 定期船や貨物船もいるため、タイミングによっては入港待ちや希望の入港時間に入れないこともある。
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函館港
【港名】
苫小牧港(とまこまいこう)
【港住所】
〒059-1374 北海道苫小牧市晴海町
MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。