白老港はクルーズ船の寄港が少ないのであまり知られていないかもしれませんが、年間の取り扱い貨物量は北海道内の地方港湾の中で一位なんですよ。
物流拠点として大切な場所なんですね。苫小牧港でお話した「国立アイヌ民族博物館」は白老町ですが、その他の見どころはどんなものがありますか?
環境省の重要湿地に選定されている「ホロホロ湿原」「倶多楽湖」「ヨコスト湿原」や、日本の滝百選にも選ばれた「インクラの滝」など、見どころは沢山ありますよ。あと、白老町は百を超える泉源がある湯の里でもあるので、温泉に入ってのんびり疲れを癒すのもおすすめです。
使用する主なバース | 西ふ頭 |
着岸可能サイズ | 〜万トン |
客船年間寄港数 | 平均0〜1隻 |
開港年・増改築歴 | 1990年:白老港開港・2013年:西ふ頭共用開始・2017年:初の大型クルーズ船が寄港 |
白老町は札幌から車で1時間、北海道の南西部に位置し、南は太平洋、西は登別市、北は千歳市と伊達市大滝区、東は苫小牧市と隣接する。白老(しらおい)とは、アイヌ語で「虻(あぶ)の多いところ」という意味の言葉「シラウオイ」からきたと言われており、面積の約75%を森林が占める自然豊かでのどかな町だ。
白老港は苫小牧港と室蘭港のほぼ真ん中に位置し、昭和57年9月に新規着工した北海道で最も新しい港湾。白老港の取り扱い貨物量は、北海道内の地方港湾の中で他港に圧倒的な差をつけての第1位(平成19年から6年連続)となり、広域的な物流拠点となっている。
環境省が2001年に選定した「日本の重要湿地500」が15年ぶりに見直され、元々選定されていた「倶多楽湖」に加え、2016年に「ホロホロ湿原」、「ヨコスト湿原」の2箇所が新たに加わった。なかでも、倶多楽(クッタラ)湖は、支笏洞爺国立公園特別区域にある周囲約8㎞の円いカルデラ湖で、環境省の2001年度公共用水域水質測定結果で水質の湖沼部門で全国1位になっている透明度の高い美しい湖として人気が高い。
ゆうに百を超える泉源があり、温泉好きによく知られた湯の里でもある白老町。世界的に見ても珍しい茶褐色の「モール泉」が湧出しており、植物由来の有機物を多く含み、保湿成分が高いことから「美肌の湯」「天然の化粧水」と呼ばれている。見渡す限り太平洋の絶景や豊かな自然に囲まれながら、心も体も癒される白老温泉は人気の高い過ごし方のひとつだ。
- 重要湿地や日本の滝100選など貴重な自然を楽しめる
- 世界的にも珍しいモール泉で美肌に
- –
- クルーズ船の寄港が少ない
- –
- –
函館港
【港名】
白老港(しらおいこう)
【港住所】
〒059-0922 北海道白老郡白老町萩野
MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。