ここはクルーズ客船の船上です。(とイメージしています)。そしてお客さんは3回乗船のリピーターの方。段々と施設の場所も覚えて、地図をみなくてもイベント会場や食事会場までスムーズに行けるようになったところです。そんな方々が全員ではりませんが、どんな風に一日を過ごしているかを「船上の一日・リピーター編」と題してご紹介しています。
デッキにでて爽やかな朝の風に吹かれながら日の出を見る。海の上の日の出は忘れられないほどの綺麗さです。
日の出を見てからちょっとキャビンに戻って休憩。すぐに戻ることができる距離感は嬉しいところ。寝間着に上着1枚羽織って朝日を見た日は少し二度寝、ちゃんと私服に着替えて見に行った日は二度寝をせずに体操にでかけています。
朝は洋食のブッフェでスタート。取り放題ですが慣れてくると取る物も定番化してきます。個人的にはサラダ&ヨーグルト&フルーツの身体に優しい内容がお薦め。
クルーズの超定番イベント”シャッフルボード”。ほとんどの客船のデッキ上にあるちょっとしたスポーツのようなゲーム。身体のウォーミングアップには最適な運動量です。
図書室があるのは5階、正式名称はe-cafe&ライブラリーです。現在は有料ドリンクを揃えていて、抹茶ラテなどを注文して写真集や雑誌などのビジュアルメインのブックをめくりながら頂くのが幸せなひとときです。
航海日のランチタイムは6階春日で行われている洋食ランチへ。カレーやオムライス、シチュー、サンドイッチといった普通そうなメニューですが、実は色々と工夫をこらしてにっぽん丸オリジナルにアレンジしているのが嬉しいところです。
合間、合間の移動中に海は見ているのですが、敢えて「海を眺める時間」というのがあったほうがクルーズの満足感につながる気がしています。ジュースや珈琲を飲みながら見ているのでぼんやりしているのですが、それでも幸せな感覚が込み上げてくるのがいいところ。
全部の客室に設置されているビンゴカードを持参してホールで行われるビンゴ大会へ参加します。強制参加ではもちろんありませんが、結構豪華な景品をいただけるとあって8割くらいの方が参加しています。クルーズ後半に行われることが多いので荷物の飽き容量はある程度考えておいた方がいいかもしれません?
アフタヌーンティーはだいたい14:00頃からスタートすることが多いのですが、開始直後は混み合っていたりするので終わりに近づいた15時台に行くことも多くあります。もちろんお勧めは海が見られる窓辺の席。一人掛け用のソファにかけて紅茶を傾ける優雅な時間は格別です。
翌日が寄港地の場合は、前日や数日前にツアーの検討のためにデスクに行っておくと安心です。お部屋に予約しておいたシートが入るので、確認にいかなければいけない訳ではありませんが、思いも寄らぬ発見や知識が得られるかもしれません。
建物や山に沈む夕陽は予定よりも早く見えなくなりますが、水平線に沈む場合は落ちきる夕陽のその最後まで見ることができます。予想時刻とほとんどずれなく見切れるので、ディナータイムやイベントにかかっていないか事前に確認して、夕陽を眺めることをスケジュールとして覚えておいても良いと思います。
毎日が洋食のフルコースという訳でもありません。多いのは洋食ですが、基本的には「洋食〜和食〜洋食〜和食」といった具合に交互に和洋の日が訪れます。和食でも懐石のように品数は多いので、足りないという意見はほとんど聞きません。また海外クルーズでも和食が食べられるのは嬉しいところ。
食後は少しキャビンで休憩してから、場合によっては着替えたりしてメインショーを見に行きます。コンサートが定番ですが、マジックショーや講演会・トークショーといった催し物もあるので、それほど飽きません。リピーターさんには現地芸能といって、寄港地に関係した方のショーが人気だったりもします。
毎日ある訳ではありませんが、航海日は設定されることも少なくありません。普段は煌々と照らされている7階のデッキを消灯して、真っ暗闇の中で星々を眺めます。目が慣れてくると海の音と風の薫りと共に星空のステージに浸れます。
食前に入る方や、15時頃の日中の人も多くいらっしゃいます。朝日を見ながら入るという朝6時の入浴派も根強い人気。ただ普段の陸上の時間に近い22時頃もやっぱり一日が終わる気がして落ちつきます。お風呂にはいった後はカジノには出向きません。
ベッドに入ってからは少しゴロゴロとしている時間も好きなひととき。一日の出来事や見ていた海の景色を振り返って航海日の想い出に浸ります。ウトウトしているといつの間にか寝てしまい、翌朝はカーテン越しの朝日の光で起きるか、朝日を見るための目覚ましで起きるか・・・そんな一日があっという間に過ぎていきます。