「花の浮島」と呼ばれる礼文島は、春から秋にかけて約300種類の花々が咲き乱れ、ここでしか見られない希少な高山植物にでも出会える、ハイキングが楽しい島ですよね。私は植物好きなので、礼文島のハイキングは大好きです。
ベストシーズンに訪れるクルーズでは、まさに礼文島を楽しみ尽くせますよね!個人的にはアザラシとの出会いが嬉しいです〜!(あれ…?そういえば、アザ船長ってどこの海出身なんだろう…?)
礼文島のアザラシたちは可愛いですよね。あとは何と言っても海の幸!利尻昆布やウニ、ホッケなど、新鮮で美味しい北海道の食を堪能できるのも堪らなく魅力的です。
使用する主なバース | A|香深港フェリーターミナル・B|香深港中央埠頭 |
着岸可能サイズ | A|-万トン・B|-万トン |
客船年間寄港数 | 平均5隻 |
開港年・増改築歴 | 1932年:香深港着工・1949年:地方港湾指定・1975年:1,000トン級フェリー岸壁供用開始 |
客船で礼文島にいく、いわゆる礼文島クルーズ、というのはとても珍しいです。フェリーは毎日発着しているので、香深港(かふかこう)という割とちゃんとしたフェリーターミナルがある港が島にはあります。しかし1万トンを越えるような客船は、どれほど小さい客船でも基本的に着岸は叶わない港です。そのため、礼文島クルーズとはいえ、寄港地として目的地にするときは必然的に「通船上陸」になります。使用するのは同じくこちらの香深港が使われることが多いです。ターミナルの前には駐車場やロータリーがあるため、ツアーバスやタクシーなどの配車がしやすいのも理由でしょう。
礼文島は南北に縦長な島で、全長は30キロ程度で小さすぎないサイズ感です。車で縦断するのに一時間強。左右には8キロ程度しかないので基本的には観光は縦に走ることになります。場所は、北海道最北の稚内より60キロ程度西側に位置していて、日本海最北の離島です。隣にある利尻島が有名なので、その利尻島の隣りと思うと分かりやすいかもしれません。利尻島に寄港するクルーズは毎年、客船のにっぽん丸が4~6回に渡り、飛んでクルーズ北海道として売り出しているため、客船で利尻島に行こうと思ったらそれほどハードルは高くありません。この利尻島に寄港しているクルーズ中に、「利尻・礼文・二島早周り観光」というオプショナルツアーが設定されることが多く、手早く礼文島にクルーズで行こうと思ったら、「北海道クルーズで利尻島にいき、ツアーで礼文島に渡る」というのが最短の方法です。なお、この利尻島から礼文島へ、また先ほどの稚内から礼文島へ、という路線のフェリーは定期運航しています。礼文島を訪れる多くの観光客はこのフェリーを利用して訪れます。飛行機で行こうと思っても、礼文島直行はないので、利尻島空港を使うことになります。
観光で礼文島にいく!という方々が、最も楽しみにしているのは高山植物です。礼文島のほぼ中央にそびえる礼文岳(490m)のまわりを、ハイキングしながら自生植物を見て楽しむというのが最も人気のあるアクティビティです。ルートもバスで山頂付近にアプローチしたり、軽く歩けるものや、10時間かけて横断するルートなど様々なコースがあります。山頂からは遠くのサハリンまで見える時もあるほどとか。夏場には300種類を越えるとも言われる高山植物が色とりどりに咲くのが全国からこの小さな離島に人を集める理由です。このことから礼文島は「花の浮島」と愛称で呼ばれています。固有種も多く、レブンシオガマやレブンキンバイ、中でも多くの人を惹きつけて止まないのがレブンアツモリソウの存在。レブンアツモリソウは花が直径10cmにもなるおおぶりなラン科の植物。そして5月後半から6月中旬のわずかな時期しか開花していないので希少価値も抜群。ゴールデンウィークを少し過ぎたくらいのフェリーが取りにくくなるのは、このレブンアツモリソウの存在があるからだ。礼文岳という名低山に抱かれた自然豊かな島、クルーズで寄港地としていける機会を見つけたら、ぜひ訪れていただきた場所のひとつです。
- 希少な高山植物や固有種を多く観察できる
- 利尻島と合わせて楽しめる
- 海の幸が美味しい
- 客船の場合、通船での上陸になる
- 飛行機やフェリーの直行便がない
- 海鮮は高め設定の観光地価格
礼文島
【港名】
香深港(かぶかこう)
【港住所】
〒100-1111 北海道礼文市礼文島1−1
MAP地図は岸壁やバースの場合と、港のターミナルなどを指している場合があります。